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【珠玉の5冊】大切な人にプレゼントしたい小説5選

2022年7月3日

はじめに

誰かに本をプレゼントしてみたい。けれど、なかなかいい本が見つからない……、最終的に暗い気持ちになったり、嫌な気持ちにさせるような描写があったらどうしよう。意外に難しい「プレゼント本」選びの参考に、珠玉の5冊をシチュエーション別にセレクトしました。誕生日やクリスマス、記念日といった特別な日に。大切な人に、素敵な本をプレゼントしてみませんか。

オススメ作品

一緒に部活をがんばる仲間に

三浦しをん『風が強く吹いている』

チームだからこそ、見える景色がある。箱根駅伝を目指して奮闘する仲間たちの物語に、ワクワクが止まりません。

こんな人におすすめ

  • 箱根駅伝が好き
  • 陸上部に所属していた
  • 部活に打ち込んでいた
  • 青春小説が読みたい
  • 叶えたい目標がある

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。

新潮社HP

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思春期を迎えた娘に

辻村深月『凍りのくじら』

あなたはあなたのままでいい、そう言ってもらえた気がした。「ありのまま」でいることが難しい、思春期の頃に出会いたかった1冊です。

こんな人におすすめ

  • 思春期を迎えた
  • ドラえもんが好き
  • 自分に自信がない
  • 人生を見つめ直したい
  • 前向きになりたい

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。

講談社HP

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はじめて付き合った恋人に

中村航『絶対、最強の恋のうた』

初恋のきゅんきゅんが止まらない!恋人と一緒に読んだら絶対に盛り上がる、純度100%のラブストーリーです。

こんな人におすすめ

  • 初めて恋人ができた
  • 恋のときめきを知りたい
  • 日々を楽しく生きたい
  • 楽しいデートをしたい
  • ボーリングが好き

恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。キスをして、好きだと思って、何かをわかり合って、やさしい気持ちになって――。そんなことがある度に、私たちはスタンプを押す。いつまで続くのかな? 密やかな気分で私は思う。このカードはいつか、かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっとくる。その日まで、私たちは小さな声で歌うのだ。最強の恋のうたを歌うのだ――。

小学館HP

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忙しくて元気のない友人に

いしいしんじ『トリツカレ男』

ピュアな心を取り戻せ!童話のような心温まる物語に、思わず涙がこぼれます。

こんな人におすすめ

  • 忙しくて元気がない
  • 現実逃避したい
  • 心が疲れている
  • 本を読んで泣きたい
  • 純愛を読みたい

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。まぶしくピュアなラブストーリー。

新潮社HP

感謝を伝えたい家族に

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』

照れくさくて言えないけれど、いつもありがとう。「家族」のあたらしいかたちを考えさせられる1冊です。

こんな人におすすめ

  • 親子関係に悩んでいる
  • もうすぐ親元を離れる
  • 子どもが結婚する
  • 泣ける作品が読みたい
  • 感謝を伝えたい人がいる

高校二年生の森宮優子。生まれた時は水戸優子だった。その後、田中優子となり、泉ヶ原優子を経て、現在は森宮を名乗っている。名付けた人物は近くにいないから、どういう思いでつけられた名前かはわからない。継父継母がころころ変わるが、血の繋がっていない人ばかり。「バトン」のようにして様々な両親の元を渡り歩いた優子だが、親との関係に悩むこともグレることもなく、どこでも幸せだった。

文藝春秋HP

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以上、大切な人へのプレゼントにおすすめの小説5選でした。
誕生日やクリスマス、特別な記念日に本のプレゼントはいかがですか?

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