作家別オススメ本

【オススメの3冊】三浦しをん

2022年7月2日

はじめに

現役文芸編集者が三浦しをんさんのおすすめ小説3冊を厳選!
各作品のあらすじやおすすめポイントを紹介します。

作家紹介&魅力

  • テーマも文体も作品によってまるで異なる多彩な作家
  • 不器用にも一所懸命に日々を生きるキャラクターたちに共感
  • ボーイズラブが好きな方にもオススメ!爆笑日常エッセイも多数

1976年、東京生れ。2000年、書下ろし長編小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年刊行の『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、河合隼雄物語賞を受賞。小説はほかに『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『光』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『愛なき世界』『エレジーは流れない』など、エッセイ集に『乙女なげやり』『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『本屋さんで待ちあわせ』『ぐるぐる♡博物館』などがある。

新潮社HP

オススメ作品

はじめて読むなら

『舟を編む』

「辞書」――それはまるで言葉の海。新しい辞書作りに奔走する編集者たちを描いた本屋大賞受賞作。

こんな人におすすめ

  • 辞書を読むのが好き
  • 言葉についてよく考える
  • コメディタッチが好き
  • お仕事小説を読みたい
  • 本屋大賞を読みたい

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

光文社HP

恋に悩んでいるなら

『きみはポラリス』

誰かを心から想うときの幸せ、それが叶わない苦しさ――、繊細に紡がれる切なくてほろ苦い恋愛短編集。

こんな人におすすめ

  • いま恋をしている
  • 恋について考えたい
  • 感情を言語化したい
  • 純文学が好き
  • 切ない作品が読みたい

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。

新潮社HP

箱根駅伝を見ながら

『風が強く吹いている』

箱根駅伝出場を目指して――、十人の仲間たちが夢を追いかけて走り抜く。疾走感あふれる青春小説。

こんな人におすすめ

  • 箱根駅伝が好き
  • 陸上部に所属していた
  • 部活に打ち込んでいた
  • 青春小説が読みたい
  • 叶えたい目標がある

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。

新潮社HP

こちらの記事で、「プレゼントにオススメの本」としても紹介しています!↓

以上、三浦しをんさんのオススメの3冊でした。
人間味あふれる多才な物語をお楽しみください!

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