作家別オススメ本

【オススメの3冊】伊坂幸太郎

2022年7月2日

はじめに

現役文芸編集者が伊坂幸太郎さんのおすすめ小説3冊を厳選!
各作品のあらすじやおすすめポイントを紹介します。

作家紹介&魅力

  • はりめぐらされた伏線に圧倒される、非日常のエンターテインメント
  • どこか変わった殺し屋たちが多数登場、シリアスな展開にもユーモアが潜む
  • 「正義」とはなにか、「悪」とはなにかを読者に問いつづける

1971(昭和46)年、千葉県生れ。1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、2008年『ゴールデンスランバー』で本屋大賞と山本周五郎賞、2014年『マリアビートル』で大学読書人大賞、2017年『AX』で静岡書店大賞(小説部門)、2020(令和2)年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞した。他の作品に『ラッシュライフ』『重力ピエロ』『砂漠』『ジャイロスコープ』『ホワイトラビット』『火星に住むつもりかい?』『キャプテンサンダーボルト』(阿部和重との合作)などがある。

新潮社HP

オススメ本

はじめて読むなら

『ゴールデンスランバー』

首相爆殺の犯人は……俺?巨大な陰謀に包囲された青年は逃げ切れるのか。スリル満点のデビュー作。

こんな人におすすめ

  • ミステリが好き
  • ヒーロー漫画が好き
  • ドキドキハラハラしたい
  • バトルシーンが読みたい
  • ビートルズをよく聴く

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

新潮社HP

兄弟にあこがれるなら

『重力ピエロ』

連続放火事件の謎解きに挑む兄が直面する、残酷な真実とは――?「家族」の絆が試される感動作。

こんな人におすすめ

  • ミステリが好き
  • 感動する小説が好き
  • 家族について考えたい
  • 兄弟愛の物語を読みたい
  • 高校生物を選択した

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

新潮社HP

ボブ・ディランが好きなら

『アヒルと鴨のコインロッカー』

「一緒に本屋を襲わないか」たった一冊の広辞苑を標的に書店を襲う?!大切なものを賭けて戦う人々を描いた初期の傑作。

こんな人におすすめ

  • ミステリが好き
  • 大切なペットがいる
  • どんでん返しを読みたい
  • 仙台に縁がある
  • ボブ・ディランをよく聴く

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 注目の気鋭が放つ清冽な傑作。

東京創元社HP

以上、伊坂幸太郎さんのオススメの3冊でした。
非日常のミステリ&エンターテインメントの世界をお楽しみください!

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