はじめに
現役文芸編集者が三浦しをんさんのおすすめ小説3冊を厳選!
各作品のあらすじやおすすめポイントを紹介します。
作家紹介&魅力
- テーマも文体も作品によってまるで異なる多彩な作家
- 不器用にも一所懸命に日々を生きるキャラクターたちに共感
- ボーイズラブが好きな方にもオススメ!爆笑日常エッセイも多数
1976年、東京生れ。2000年、書下ろし長編小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年刊行の『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、河合隼雄物語賞を受賞。小説はほかに『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『光』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『愛なき世界』『エレジーは流れない』など、エッセイ集に『乙女なげやり』『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『本屋さんで待ちあわせ』『ぐるぐる♡博物館』などがある。
新潮社HP
オススメ作品
はじめて読むなら
『舟を編む』
「辞書」――それはまるで言葉の海。新しい辞書作りに奔走する編集者たちを描いた本屋大賞受賞作。
こんな人におすすめ
- 辞書を読むのが好き
- 言葉についてよく考える
- コメディタッチが好き
- お仕事小説を読みたい
- 本屋大賞を読みたい
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
光文社HP
恋に悩んでいるなら
『きみはポラリス』
誰かを心から想うときの幸せ、それが叶わない苦しさ――、繊細に紡がれる切なくてほろ苦い恋愛短編集。
こんな人におすすめ
- いま恋をしている
- 恋について考えたい
- 感情を言語化したい
- 純文学が好き
- 切ない作品が読みたい
どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。
新潮社HP
箱根駅伝を見ながら
『風が強く吹いている』
箱根駅伝出場を目指して――、十人の仲間たちが夢を追いかけて走り抜く。疾走感あふれる青春小説。
こんな人におすすめ
- 箱根駅伝が好き
- 陸上部に所属していた
- 部活に打ち込んでいた
- 青春小説が読みたい
- 叶えたい目標がある
箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
新潮社HP
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以上、三浦しをんさんのオススメの3冊でした。
人間味あふれる多才な物語をお楽しみください!